新婚旅行で世界一周を選んだ理由|海外初心者夫婦の休暇と予算

2つのスーツケースのイラストと「新婚旅行は世界一周へ 私たちが選んだ理由」の文字 世界一周・新婚旅行

※本記事にはアフィリエイト広告(プロモーション)を含みます。日程・金額・感想は、私たち夫婦の2025年12月〜2026年1月の記録にもとづきます。

海外初心者の私たち夫婦が、新婚旅行の行き先をどう決めて「世界一周」にたどり着いたのか。迷ったこと、選んだ理由、時期と予算の決め方、そして帰国したいま思っていることを、順にお話しします。先に結論だけまとめます。

  • 出発点は、結婚休暇と有給で2週間ほど休めそうだと分かったこと。行き先ではなく、休みの長さから逆算した。実際に会社を休んだのは7日(結婚休暇5日+有給2日)
  • 世界一周航空券の価格を調べたら「思っていたより現実的」だった。ビジネスクラスで複数都市を回る前提なら、かかる費用に見合うと判断した
  • 行き先はロンドン(妻の希望)→ バルセロナ(完成前のサグラダ・ファミリア)→ アメリカ(NBAと帰国便のJAL)の順に決まった
  • 時期は、最初に勧められた2026年のGWから年末年始へ変えた。決め手は休暇の取りやすさ
  • ファーストクラスも検討したが、ビジネスクラスにした。差額の分を観光とホテルに回そうと話して決めた
  • 手配は自力を断念し、HISの世界一周旅行デスクへ。外注費は1人65,080円、夫婦で130,160円
  • 最終ルートはロンドン → バルセロナ → ドーハ → ボストン → ニューヨーク。16日間・5都市、夫婦2人の総額は約299万円。帰国したいまも、世界一周にして良かったと思っている

▶ 総額の内訳はこちら:16日間・5都市の世界一周新婚旅行にかかった費用|夫婦2人で約299万円

はじめに|新婚旅行をどうするか、現実的に考えてみた

結婚が決まり、新婚旅行について考え始めたとき、最初に話題になったのは「どこに行きたいか」ではありませんでした。

仕事の休みはどれくらい取れるのか。費用はどこまで出せるのか。海外経験がそれほど多くない私たちに、無理のない計画が立てられるのか。

私の海外旅行の経験は、台湾に一度行ったことがある程度です。妻も、家族旅行や学生時代の卒業旅行で海外に行ったことがあるくらいでした。

一方で、会社の制度を確認してみると、結婚休暇と有給を組み合わせれば、条件次第で2週間近く休めそうだと分かりました。

ここで、考え方が少し変わりました。

「このタイミングでこれだけまとまった休みが取れるなら、行き先を最初から絞り込まず、一度きちんと考えてみてもいいんじゃないか」

そこから行きたい場所や移動の負担、費用に見合うかどうかを一つずつ整理していった結果、最後に残った選択肢が世界一周でした。

この記事では、海外初心者の私たちが世界一周を選ぶまでの判断の流れをまとめています。旅行はすでに終わっているので、「当時どう考えていたか」に加えて「実際はどうだったか」も章ごとに添えました。詳しい話は、それぞれの記事にリンクしています。

第1章|結婚休暇が現実味を持たせた「長期旅行」という選択肢

出会ってから半年ほどでプロポーズし、約1年で結婚。振り返ると、私たちの結婚までのスピードは早かったと思います。

新婚旅行についても、結婚前から行く前提で話を進めていました。

きっかけになったのは、お互いの会社にあった結婚休暇の制度です。調べてみると、夫婦ともに5日間取れることが分かりました。

「この休み、有給と組み合わせたら2週間くらい取れそうだね」

この一言をきっかけに、新婚旅行が「数日間の国内旅行」ではなく、海外も含めた長期旅行として現実味を帯びてきました。

子どもができてからでは、これほど長い休みを取るのは簡単ではなくなるかもしれません。条件がそろっている今だからこそ、後悔のない選択をしたいと思うようになりました。

不安もありました。いちばん気になっていたのは、2週間も海外にいて体調を崩さないかということです。そこで、旅の基本方針を先に決めました。

  • 無理な移動はしない
  • 行きたい場所には確実に行く
  • お金をかけるところとかけないところを明確に分ける

この「メリハリ」を意識した考え方が、後のルート選びにも大きく影響しました。

実際はどうだったか。会社を休んだのは7日で、内訳は結婚休暇5日と有給2日です。そこに会社の年末年始休暇と土日がつながり、16日間の旅行になりました。休暇の組み方は、旅程の記事にカレンダーつきでまとめています。

▶ 結婚休暇5日+有給2日で世界一周した旅程|16日間・5都市の日程と休暇の組み方

結婚休暇と有給を組み合わせて旅程を検討したときのメモ

第2章|私たちが世界一周航空券を具体的に検討し始めた理由

学生時代、卒業旅行で世界一周航空券を使ってみたいと思っていました。

ただ、コロナ禍で卒業旅行自体がなくなり、世界一周という選択肢も記憶の中から消えていました。

それが、新婚旅行を考える中でもう一度浮かんできました。きっかけは3つあります。

  • 2週間以上の休みが取れそうだったこと
  • 私自身が海外出張に行く予定があり、海外経験の必要性を感じていたこと
  • そして何より、世界一周航空券の価格を調べてみたこと

正直な感想は、「思っていたよりかなり現実的だ」というものでした。

もちろん安い買い物ではありません。ただ、複数の都市をビジネスクラスで回る前提で考えると、かかる費用に見合うと感じました。妻も賛成してくれました。

時間があり、体力もある今だからこそ、一度は検討する価値がある。そう判断しました。

実際はどうだったか。この感覚が合っていたのかどうかは、帰国後に同じ6区間を個別予約で見積もり直して確かめました。

▶ 世界一周航空券と個別予約はどっちが安い?ビジネスクラス6区間で比べた結果

第3章|行き先は「ロンドン → バルセロナ → アメリカ」の順で決まった

行き先は、一気に決まったわけではありません。

まず、アジアからヨーロッパ、アフリカ、北米まで、行きたい国を思いつくだけ書き出して、優先度を付けました。優先度が高かったのは、イギリス、スペイン、アメリカの3か国です。そこから一つずつ決めていきました。

ロンドン|最初に決まった行き先

最初に決まったのはロンドンです。

  • 大英博物館
  • 観劇
  • 本場のアフタヌーンティー
ロンドンで観劇したMy Neighbour Totoroの舞台
ロンドンで観た舞台『となりのトトロ』の開演前

妻が前々から興味を持っていたものがそろっていて、新婚旅行の行き先としてもイメージしやすい場所でした。

「お互いの行きたい場所をきちんと入れる」という方針が、この時点ではっきりしました。

実際はどうだったか。特に印象に残ったのはウィンザー城と大英博物館でした。一方で、V&A博物館は夕方から向かったため回りきれずに終わってしまいました。また、楽しみにしていたアフタヌーンティーは、この旅でいちばん後悔した出費になりました。お茶自体はおいしかったものの、どうしても食事が私たちの口に合わなかったためです。

ロンドン散策中に撮影した街並み
ロンドンの街並み

バルセロナ|完成前のサグラダ・ファミリアを見るために

次に決まったのがバルセロナです。

理由は明確で、サグラダ・ファミリアが完成する前に見ておきたかったからです。

完成した後ならいつでも見に行けますが、建設途中の姿を見られる期間は限られています。

加えて、パエリアやチョコレート、オリーブオイルなど、食の楽しみも多そうで、旅程に組み込みやすいと感じました。

実際はどうだったか。サグラダ・ファミリアは内側も外側も荘厳で、バルセロナの満足度は、10点満点でつけるなら10点です。

サグラダ・ファミリア内部のステンドグラス
サグラダ・ファミリアの内部

アメリカ|条件を整理した結果、ボストン、ニューヨークに決定

アメリカについては、当初ロサンゼルスでドジャースの試合を観戦する案も出ていました。ただ、旅行の時期を年末年始に変更したため(詳しくは第5章でお話しします)、その時期にシーズンを迎えているNBAを観ることにしました。

特定の都市に強いこだわりがあったわけではなく、条件を整理していくなかで次の2点に絞られていきました。

  • NBAを観るなら、できるだけ強いチームの試合を見たい
  • 帰国便はJALに乗りたい

この条件を満たす都市として、ボストンからニューヨークへ回ることに決めました。

マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で試合を観られる可能性があることも、決め手になりました。

実際はどうだったか。MSGでの観戦は接戦の末にニックスが勝利し、本場の熱気を肌で感じることができました。妻も会場の雰囲気を一緒に楽しんでくれて、私にとってはサグラダ・ファミリアと同じくらい心に残る体験になりました。

NBA観戦で訪れたマディソン・スクエア・ガーデンの夜の外観
NBA観戦で訪れたマディソン・スクエア・ガーデン

第4章|自力予約のハードルを感じ、HISにお願いした理由

世界一周航空券は自分で手配することも可能なので、まずは実際に自分で予約を試してみました。

ただ、ワンワールドの公式サイトは接続が不安定な場面もあり、検索から予約完了まで自力で進めるのはかなりハードルが高く感じられました。

そこで2025年1月、HISの世界一周旅行デスクに相談してみることにしました。初回の相談は無料でした。

相談の前に用意しておいて役に立ったのは、次の5つです。

  • 行きたい場所
  • 候補の時期
  • やりたいことのリスト
  • 簡単な想定ルート
  • 飛行機で優先したい条件(私たちはJALを最優先。あとは機材の質が高く、快適であること)

特に印象に残っているのが、次のアドバイスでした。

「ヨーロッパからアメリカへ行く場合、欧州系航空会社よりも中東経由でカタール航空を使った方が、座席の快適性は高いです」

正直なところ、この経由ルートは自分たちだけでは思いつきませんでした。

実際にかかった外注費(取扱手数料)は、1人あたり65,080円、夫婦2人で130,160円でした。決して安くはありません。

ただ、自分では気づけなかったルートと、航空会社ごとの特徴を踏まえた提案を考えると、今回は手数料を払ってでもお願いする価値があると判断しました。

実際はどうだったか。カタール航空を使うルートは確かに遠回りでしたが、機内はとても快適でした。一度この旅程を経験できたことで全体の移動イメージも掴めたので、次回は自力での手配にも挑戦してみたいと思っています。手数料を含めた航空券まわりの実額については、手元の領収書をもとに別の記事で詳しくまとめています。

▶ ワンワールド世界一周航空券はいくら?HISで手配してもらったビジネスクラス6区間の実額

HIS 世界一周旅行デスク

第5章|時期と座席をどう決めたか

GWを勧められて、年末年始に変えた

初回の相談では「ヨーロッパを回るなら気候の良いGWがおすすめですよ」と提案されました。このとき想定していたのは2026年のGWです。あわせて「予約ができるようになる約11カ月前にあらためて来てください」との案内も受けました。

ただ、その後夫婦で話し合い、最終的に年末年始へと変更しました。決め手はお互いの休暇の取りやすさです。夫婦ともにGWの前後に仕事などの予定が入る可能性があったため、年末年始の連休とつなげたほうが無理なく休めると考えました。

年末年始にして良かったのは、長い日程を組みやすかったことです。海外では行楽シーズンではないためか、ホテルも安く感じました。一方で、年末年始の数日は観光地が休みになる可能性があります。

ファーストクラスも検討して、ビジネスクラスにした

世界一周航空券を利用することは最初の相談の段階で決めており、実は価格次第ではファーストクラスも視野に入れていました。

当時の私の記憶では、ビジネスクラスとの差額は1人あたり約50万円でした。「その差額分を現地の観光やホテルに充てよう」と夫婦で話し合い、ビジネスクラスに落ち着きました。

第1章の「お金をかけるところとかけないところを分ける」を、ここでも当てはめた形です。

第6章|ルート確定で「現実味」が一気に増した

最終的に決まったルートは、ロンドン → バルセロナ → ドーハ → ボストン → ニューヨーク。

移動に無理がなく、それぞれの都市で余裕を持って過ごせる日程に落ち着きました。

無事に予約が完了し、JALのマイページで便名が並んでいるのを確認できたとき、ようやく「本当に世界一周に行くんだな」と実感が湧いてきました。

実際に乗った6便の比較は、こちらにまとめました。

▶ 世界一周のビジネスクラス全6便を比較|JAL・カタール航空Qsuiteなど4社の搭乗記

確定した世界一周のルート

第7章|マリオット・プラチナ特典を新婚旅行で活用する考え方

結婚にあたっては、結婚指輪、結婚式、新婚旅行と、大きな支払いが続く見込みでした。

そこで支払いをマリオット系のクレジットカードにまとめたところ、結果としてプラチナエリートのステータスに到達しました。

ただ、この時点ではまだ一度も宿泊しておらず、特典の内容を調べただけの状態でした。公式の案内では、プラチナエリートには次のような特典があります(2026年9月21日確認)。

  • 到着時に選べるウェルカムギフト(ポイント・朝食・アメニティから選択。選択肢はブランドにより異なる)
  • ラウンジがあるブランドでのラウンジ利用
  • 午後4時までのレイトチェックアウト(リゾートなどでは空室状況による)

これらの特典を新婚旅行で使えれば、ホテルでの滞在時間がより快適になるだろうと考えていました。

そのため、ロンドンとニューヨークではこのプラチナ特典を活かす前提で、少しグレードの高いホテルを選んでみることにしました。

実際はどうだったか。ニューヨークではスイートルームへアップグレードしてもらえたホテルがあり、とても印象に残っています。その一方で、ホテルの周辺環境に少し不安を感じて、滞在の途中で別のホテルへ移動するという出来事もありました。その詳しい経緯は世界一周新婚旅行の旅程記事で、宿泊費を含めた全体の内訳は費用の記事でまとめています。

▶ 16日間・5都市の世界一周新婚旅行にかかった費用|夫婦2人で約299万円

新婚旅行で宿泊したセントレジス・ニューヨークのラウンジ
セントレジス・ニューヨークのラウンジ

第8章|旅行を終えて、いま思うこと

帰国して振り返っても、世界一周にして良かったと思っています。

一番の理由は、一度の旅行で複数の国を訪れたことで、それぞれの国の街並みや空気感の違いを肌で感じられるようになったことです。

世界一周でバルセロナを訪れた大みそかのサグラダ・ファミリア外観
大みそかに訪れたサグラダ・ファミリア

旅費のなかで最も大きな割合を占めたのはビジネスクラスの世界一周航空券でしたが、同時に一番お金をかけて良かった出費でもありました。長距離の移動でもしっかり体を休めて眠ることができ、「これならまた海外旅行に行きたい」と思えたからです。今後また長距離を移動する際も、世界一周航空券を使ってでも、なんとかビジネスクラス以上にしたいと考えています。

現地への到着時間を夕方前後にそろえたのも工夫して良かった点です。初日の夜まで少し頑張って起きておくだけで、時差ボケに悩まされずに済みました。

出発前に心配していた体調面については、実際に年末に妻が体調を崩しました。そこで、元日は思い切ってホテルで一日ゆっくり休む日に充てました。最初から旅程に無理のない余白を持たせていたからこそ、臨機応変に休むことができました。

一方で、次回に向けて見直したい点もあります。その一つが荷物の量です。今回は着替えを約10日分持って行ったのですが、次は現地での洗濯回数を増やして、荷物をもっと少なくしたいと考えています。実際の持ち物の振り返りについては、こちらの記事にまとめました。

▶ 世界一周新婚旅行の持ち物をS〜Cランクで評価|使った物・使わなかった物

おわりに|世界一周は「特別な選択」ではなく「整理の結果」だった

「世界一周」と聞くと、特別な人がする特別な旅、という印象があるかもしれません。

ただ私たちの場合は、休める日数や予算、どうしても行きたい場所を順番に整理していった結果、無理なく行き着いた一つの選択肢でした。

旅行を終えたいま振り返ってみても、この「条件から順番に整理していく」という進め方こそが、旅全体の満足度を大きく左右したと思います。

もし最初に行き先から決めてしまっていたら、おそらくよくある2都市ほどの滞在で終わっていたはずです。

もし世界一周に少しでも興味が湧いたなら、まずは夫婦で取れそうな休みの長さと、お互いがどうしても行ってみたい場所を紙に書き出すところから始めてみてくださいね。

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