本記事にはアフィリエイト広告を含みます。年会費・還元条件・運賃は2026年9月6日に各公式サイト(ビューカード、VIEWプラス、JAL、えきねっと)で確認したものです。条件は変更される場合があるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。
「年会費20,900円(税込)。」
正直、この金額を見た瞬間、申し込みボタンを押す指が震えました。
私自身、ごく一般的な会社員です。それまでは年会費無料のカードばかり使っていたので、カード1枚に2万円を払うのは「清水の舞台から飛び降りる」ような感覚でした。
ただ、実際に2年半使ってみて、今はこう思っています。
「このカードは、私の使い方なら元が取れている」
大事なのは「私の使い方なら」という条件のほうです。通勤定期と新幹線出張がある人には合いますが、そうでなければ年会費のほうが重くなります。この記事では、その線引きが分かるように実際の数字を並べます。
- 先に結論
- 年会費20,900円は、2つの特典で半分近く相殺できる
- 私の年間決済の内訳
- 通勤と出張で還元率が上がる仕組み
- 買い方によって還元率が変わる
- JR東日本での利用はJRE POINT、それ以外はJALマイル
- 定期券はモバイルSuicaで買う
- 東京〜大阪、新幹線と飛行機ではどちらがマイルが貯まるか
- 時間はどうか
- それでも飛行機を選ぶ理由
- 貯まったポイントとマイルの使い道
- 「どこかにビューーン!」で盛岡と仙台へ
- JRE POINTはJALマイルにも交換できる
- 特典航空券で帰省した記録
- なぜ「一般カード2枚持ち」ではなくゴールド1枚にしたのか
- ゴールド特典と、審査について
- 若手社会人でも申し込めるのか
- まとめ|このカードが合う人・合わない人
先に結論
年会費20,900円に対して、私の使い方だと年間で43,000〜55,000円相当が戻ってきています。幅があるのは、貯まったマイルを何に使うかで価値が変わるためです。
| 内容 | |
|---|---|
| 年会費 | 20,900円(家族会員8,800円) |
| 一番効いている特典 | えきねっとでの新幹線予約(最大10%還元) |
| 意外だった点 | 東京〜大阪は、同じ金額なら飛行機より新幹線のほうがマイルが貯まる |
| 向いている人 | モバイルSuica定期券があり、新幹線出張が年に何度もある人 |
| 向いていない人 | 定期券がない、新幹線をほとんど使わない人 |
この記事で分かること
- 年会費20,900円の元が取れる条件
- 定期券と新幹線で実際にどれだけ還元されるか
- 東海道新幹線でも8%還元を受ける方法
- 東京〜大阪で新幹線と飛行機のどちらがマイルを稼げるか
[JALカードSuica CLUB-Aゴールド 公式サイトを見てみる]
年会費20,900円は、2つの特典で半分近く相殺できる
JALカードSuica CLUB-Aゴールドは、一般のCLUB-Aカードより年会費が高いぶん、次の2つが付いてきます。
- ショッピングマイル・プレミアムが自動付帯(通常4,950円)
通常は年会費4,950円(税込)かかるオプションが自動で付きます。これにより、日常の決済で100円につき1マイル貯まります。JALグループの航空券など「JALカード特約店」での購入なら100円につき2マイルです。 - 年間100万円利用で5,000 JRE POINT
入会月を含む12か月間の利用額累計が100万円(税込)以上になると、5,000 JRE POINTがもらえます。月あたり約8.4万円なので、家賃や光熱費をまとめれば届く水準です。
さらに、CLUB-Aゴールドは毎年初回のJAL搭乗で2,000マイル、搭乗ごとにフライトマイルの25%が上乗せされます。
私の年間決済の内訳
| 利用項目 | 年間利用額 | 獲得ポイント/マイル | 価値換算 |
|---|---|---|---|
| ① 通勤定期(モバイルSuica) | 100,000円 | 6,000 JRE POINT(6%) | 6,000円 |
| ② 新幹線出張(えきねっと) | 200,000円 | 20,000 JRE POINT(10%) | 20,000円 |
| ③ 日常決済(買い物・固定費) | 1,000,000円 | 10,000 JALマイル(100円=1マイル) | 10,000〜20,000円 |
| ④ 年間100万円利用特典 | (③で達成) | 5,000 JRE POINT | 5,000円 |
| ⑤ 搭乗ボーナス | — | 2,000 JALマイル | 2,000〜4,000円 |
| 合計 | 1,300,000円 | JRE POINT 31,000/JALマイル 12,000 | 43,000〜55,000円 |
価値換算に幅があるのは、マイルの使い道で価値が変わるためです。JALカードSuicaでは10,000マイルを10,000円分のSuicaチャージに交換できるので、この使い方なら1マイル=1円です。特典航空券に使えばそれ以上になることもあります。ここでは1マイル=1〜2円の幅で見ています。
表のとおり、新幹線出張(②)だけで年会費20,900円はほぼ回収できています。
通勤と出張で還元率が上がる仕組み
買い方によって還元率が変わる
このカードの中心は、JR東日本の「VIEWプラス」のゴールド特典です。ここで大事なのは、同じ金額を払っても、買い方によって還元率がまったく違うという点です。
| 買い方 | VIEWプラス (カード決済分) | えきねっと (乗車分) | 合計 |
|---|---|---|---|
| えきねっとで予約時決済+新幹線eチケットでチケットレス乗車 (JR東日本エリアの新幹線) | 8% | 2% | 10% |
| えきねっとで予約時決済+紙のきっぷを受け取って乗車 (東海道新幹線など) | 8% | — | 8% |
| みどりの窓口・券売機で購入 | 対象外 | — | 0.5% (ゴールド特典で+0.5%) |
VIEWプラスの8%が付く条件は「えきねっと上で予約時に決済すること」です。「駅で支払う」を選んでみどりの窓口や券売機でカードを使うと対象外になり、通常の0.5%まで落ちます。
つまり、受け取り方ではなく、どこで支払うかで決まります。東海道新幹線は紙のきっぷを受け取る必要がありますが、予約時に決済していれば8%は付きます。
※ ポイントは1,000円(税込)ごとに計算されます。えきねっと側のポイントは商品や受け取り方法によって0.5%が付く場合があります。詳しくはVIEWプラスの公式案内をご確認ください。
2026年4月20日に始まった「JRE GO」のベータ版(先行利用版)で新幹線eチケットをビューカードで決済した場合も、VIEWプラスの対象になります。えきねっと以外の入口が増えたということなので、使っている方は付与率を確認してみてください。
また、モバイルSuicaで買える「おトクなきっぷ」も8%の対象です(ゴールド以外は3%)。えきねっとの新幹線予約ばかり注目されますが、ここも同じ付与率です。
JR東日本での利用はJRE POINT、それ以外はJALマイル
もうひとつ知っておきたいのが、このカードはJRE POINTとJALマイルの二重取りはできないという点です。
| 利用先 | 貯まるもの |
|---|---|
| きっぷ・定期券の購入、Suicaチャージなど JR東日本での利用 | JRE POINT |
| それ以外の一般的なショッピング | JALマイル(100円=1マイル) |
| JALグループの航空券など JALカード特約店 | JALマイル(100円=2マイル) |
新幹線をえきねっとで買うとJRE POINTが8〜10%付きますが、JALマイルは付きません。逆に航空券を買うとJALマイルが付きます。
定期券はモバイルSuicaで買う
| 利用先 | Suica利用分 | カード決済分 | 合計 |
|---|---|---|---|
| モバイルSuica定期券 | 2% | 4% | 6% |
| みどりの窓口・券売機での定期券購入 | — | — | 0.5%(ゴールド特典で+0.5%) |
| モバイルSuicaへのチャージ | — | 1.5% | 1.5% |
年間10万円の定期代なら6,000ポイントです。窓口で買うと1%程度まで下がるので、同じ定期代でも買い方だけで大きな差がつきます。
[JALカードSuica CLUB-Aゴールド 公式サイト]
東京〜大阪、新幹線と飛行機ではどちらがマイルが貯まるか
私が出張でよく使う東京〜大阪で、実際に計算してみました。カード決済で付くマイルまで含めて比べます。
前提となる料金は2026年9月4日時点のものです。
| 新幹線(東京→新大阪) | 飛行機(羽田→伊丹) | |
|---|---|---|
| 料金 | 14,720円 のぞみ指定席・通常期 (乗車券8,910円+特急券5,810円) | 11,040円〜 JAL公式の運賃例 (2026年9月5日〜の最安値) |
| 料金の性質 | 通年ほぼ固定 | 便・時期で変動 |
| カード決済で付くもの | 1,120 JRE POINT (14,000円分×8%) | 220マイル (特約店 100円=2マイル) |
| フライトマイル | — | 210マイル (280×積算率75%) |
| 搭乗ごとのボーナス | — | 52マイル (フライトマイルの25%) |
| マイル換算の合計 | 約746マイル 1,500pt→1,000マイルで換算 | 約482マイル |
| 1万円あたり | 約507マイル | 約437マイル |
| Life Status ポイント | 0 | 5ポイント |
同じくらいの金額を払うなら、新幹線のほうがマイルは多く貯まります。
計算の前提を書いておきます。飛行機はスペシャルセイバー(積算率75%)で計算しました。予約変更ができるフレックス運賃で乗ると運賃が上がるぶんカード決済のマイルも増えるので、絶対量では飛行機が上回ります。ただし1万円あたりで見ると新幹線のほうが効率がいい、という関係は変わりません。
もうひとつ。JRE POINTをマイルに交換すると1,500ポイントが1,000マイルになるので、1ポイントが0.67マイルに目減りします。JRE POINTのまま使ったほうが有利な場面のほうが多いです。たとえば「どこかにビューーン!」なら6,000ポイントで新幹線の往復に乗れます。上の表はあくまで「マイルに揃えて比べるとどうなるか」という見方です。
時間はどうか
「飛行機のほうが速い」と思われがちですが、東京〜大阪に限っては、そうとも言い切れません。
| 時間 | |
|---|---|
| 新幹線(東京駅→新大阪駅) | 約2時間30分(最速2時間22分) |
| 飛行機(羽田→伊丹) | 飛行時間は約1時間 |
| 飛行機に加わるもの | 都心から羽田までの移動、保安検査と搭乗手続き、伊丹から大阪市内までの移動 |
駅から駅まで完結する新幹線に対し、飛行機は前後の移動と待ち時間が加わります。東京駅から大阪駅までのドアツードアで考えると、新幹線のほうが早いか、少なくとも互角というのが私の実感です。
そのうえ新幹線は座席で作業ができて、乗り換えもありません。出張の移動としては、東京〜大阪なら新幹線を選ぶ理由が揃っています。
それでも飛行機を選ぶ理由
公平のために、飛行機が有利な点も書いておきます。
- Life Status ポイント(LSP)が貯まる:JALグローバルクラブ(JGC)の入会条件は1,500 Life Status ポイント以上と、CLUB-A以上のJALカードを持っていることです。LSPはJALグループ国内線なら1搭乗で5ポイント貯まりますが、新幹線では当然貯まりません。JGCを目指すなら飛行機に乗る必要があります。
- ただしLSPはカード決済でも貯まる:JALカードの利用も対象で、2,000マイルごとに5ポイントが積算されます。飛行機に乗る回数が少なくても、日常の決済で少しずつ積み上げることはできます。
- 大阪より遠い区間:札幌や福岡になると飛行機のほうが圧倒的に速く、区間マイルも大きくなります。この比較はあくまで東京〜大阪の話です。
私はJGCを視野に入れているので飛行機に乗る機会も残しています。ただ「マイルを効率よく貯めたい」という目的だけなら、東京〜大阪は新幹線、というのが2年半使ってみた結論です。
貯まったポイントとマイルの使い道
「どこかにビューーン!」で盛岡と仙台へ
JRE POINTの使い道で私が気に入っているのは、新幹線の往復に使える「どこかにビューーン!」です。往復6,000ポイントから利用できます(仙台・盛岡・新潟・長野の各駅を出発する場合は5,000ポイント)。
実際にこのサービスで盛岡と仙台へ旅行しました。交通費が浮いたぶん、現地では食事や宿にお金を回せます。
ただし、行き先は選べません。候補の中から抽選で決まる仕組みです。そこを楽しめるかどうかで評価が分かれると思います。
JRE POINTはJALマイルにも交換できる
| 交換レート | |
|---|---|
| 通常 | 1,500 JRE POINT → 500マイル |
| ショッピングマイル・プレミアム加入時 | 1,500 JRE POINT → 1,000マイル |
CLUB-Aゴールドはショッピングマイル・プレミアムが自動付帯なので、後者のレートが適用されます。逆方向では、10,000マイルを10,000円分のSuicaチャージに交換できます。
特典航空券で帰省した記録
結婚準備の帰省では、夫婦2人分を3往復、合計およそ35,000マイルで特典航空券を手配しました。
同じ区間を現金で買った場合との差額がいくらだったかは、当時の予約記録を確認できていないため、ここでは金額を出しません。記録が見つかったら追記します。
その後、貯めたマイルは新婚旅行にもつながりました。詳しくは別の記事に書いています。
▶ ワンワールド世界一周航空券はいくら?HISで手配してもらったビジネスクラス6区間の実額
なぜ「一般カード2枚持ち」ではなくゴールド1枚にしたのか
「JALカード(普通)とビックカメラSuicaカードの2枚持ちなら、年会費をもっと安くできるのでは?」
申し込み前、私も当然これを検討しました。それでもゴールド1枚に集約したのは、次の2つの理由からです。
- 出張と海外旅行に備えたかった
仕事柄、新幹線出張が多く、海外に行く機会も増える見込みでした。一般カードにはない旅行保険やラウンジサービスは、年会費の差額に見合うと判断しました。 - JGC(JALグローバルクラブ)を視野に入れていた
JGCに入会するには、1,500 Life Status ポイントに加えて、CLUB-Aカード以上のJALカードを保有していることが条件です。「いつか持ちたい」と思った時に慌てるより、早めにこのカードで積み上げておくほうがいいと考えました。
ただし、これは私の事情に合わせた判断です。新幹線出張がない方なら、年会費の安いカードのほうが合理的だと思います。
ゴールド特典と、審査について
- ビューゴールドラウンジ:当日東京駅発の新幹線グリーン車や特急グリーン車を利用する際、東京駅八重洲中央口前の「ビューゴールドラウンジ」を使えます。出発前に静かな場所でコーヒーを飲めるのは、思っていた以上に良かった特典です。
- JALビジネスクラス・チェックイン:国際線利用時、エコノミー利用でもビジネスクラスカウンターでチェックインできます。
若手社会人でも申し込めるのか
申込資格は「20歳以上で安定収入のある方(学生を除く)」です。一般的なゴールドカードと同等の基準で、特別に高いハードルではないと思います。私も申し込み時は不安でしたが、普通の会社員で発行できました。
※ 審査基準は公開されていません。発行を保証するものではないので、あくまで一例としてお読みください。
まとめ|このカードが合う人・合わない人
合う人
- モバイルSuicaで定期券を買っている
- 新幹線出張が年に何度もある(東海道新幹線でも8%が付きます)
- 年間100万円以上をカード決済にまとめられる
- JGCを視野に入れている
合わない人
- 定期券がない、または紙の定期券を使っている
- 新幹線をほとんど使わない
- 年間の決済額が100万円に届かない
私は上に当てはまったので、年会費20,900円を払う価値がありました。逆に、下に当てはまる方には勧めません。年会費のほうが重くなります。
ご自身の定期代と新幹線利用額を、この記事の表に当てはめて計算してみてください。それが一番確実です。
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