世界一周のビジネスクラス全6便を比較|JAL・カタール航空Qsuiteなど4社の搭乗記

世界一周のビジネスクラス比較。ビジネスクラスの座席のイラストと「世界一周 ビジネスクラス比較」の文字 世界一周・新婚旅行

「世界一周のビジネスクラスって、どの航空会社でも同じように快適なの?」

私たちは世界一周の新婚旅行で、JAL・ブリティッシュ・エアウェイズ・カタール航空・アメリカン航空の4社、全6便のビジネスクラスに乗りました。ルートを決めるときに優先したのは、長距離の移動をできるだけ快適に過ごせることでした。

いちばん快適だったのは、ドーハからボストンへのカタール航空・Qsuiteです。扉のある個室のような座席と、サービスの質がそろっていました。そして何より大きかったのが、Starlinkの高速Wi-Fiです。機内でも地上とほとんど変わらず、パソコンでの作業も、動画や映画を見ることもできました。

この記事でわかること

  • 世界一周航空券で乗ったビジネスクラス全6便の違い
  • カタール航空のビジネスクラス比較:QsuiteとQsuite以外はどう違うのか
  • 予定と実際の発着時刻、長距離便で選んだ座席
  • ドーハ乗り継ぎで困った荷物のこと
  • 全6便で貯まったJALマイル(私の分で34,099マイル)

体験時期:2025年12月26日〜2026年1月10日

  1. 世界一周のビジネスクラス全6便を一覧で比較
  2. JALビジネスクラス(羽田→ロンドン):はじめての長距離フライトでもA350の機材で熟睡
    1. 朝の便に備えて前泊
    2. 長いフライトでも、おいしい機内食と専用の寝具で快適
    3. 到着した日は夜まで寝るのを我慢して時差ボケ対策
  3. カタール航空ビジネスクラス:Qsuiteあり・なしを両方体験
    1. カタール航空を利用した理由
    2. バルセロナ→ドーハ(QR138):Qsuiteでなくても十分快適
    3. ドーハ→ボストン(QR743):Qsuiteの個室感とStarlinkの高速Wi-Fiで、地上と変わらない快適さ
    4. Qsuiteが目当てなら、機材を事前に確認する
  4. ブリティッシュ・エアウェイズとアメリカン航空の短距離便:質素でも移動には十分
  5. JALビジネスクラス(ニューヨーク→羽田):帰国便では日本食のおいしさに感動
  6. 予定と実際の発着時刻(全6便)
  7. 長距離便では、真ん中の2人席を選択
  8. ドーハで1泊、でも預けた荷物は出てこない
    1. 乗り継ぎ先で泊まる前に確認したいこと
  9. 全6便で貯まったJALマイル
  10. 世界一周をビジネスクラスにしてよかったこと・気をつけたいこと
    1. よかったこと
    2. 気をつけたいこと
  11. よくある質問
    1. 全6便でいちばんよかったのはどの便ですか?
    2. 世界一周航空券のビジネスクラスは、どの便も同じ座席ですか?
    3. Qsuiteには必ず乗れますか?
    4. 全6便でどのくらいJALマイルが貯まりましたか?
  12. まとめ:世界一周のビジネスクラスは「便ごと」に確かめたい

世界一周のビジネスクラス全6便を一覧で比較

ルートは、羽田からロンドン、バルセロナ、ドーハ、ボストン、ニューヨークを経て羽田へ戻る流れです。ワンワールドの世界一周航空券で、全区間をビジネスクラスとして手配しました。

世界一周航空券にしてよかったのは、複数の航空会社にまたがる旅程を1つの航空券にまとめられ、予約の確認がとても簡単だったことです。そのうえで、便ごとの印象を並べると次のようになります。

区間・便今回の体験これから選ぶときの着眼点
羽田→ロンドン
JL43(JAL)
寝具とアイマスクを使い、しっかり眠れた長距離で休めるか
ロンドン→バルセロナ
BA480(ブリティッシュ・エアウェイズ)
遅延や荷物で特に困らなかった次の都市へ移る時間帯
バルセロナ→ドーハ
QR138(カタール航空)
Qsuiteではなかったが、座席・食事・接客に満足航空会社名だけで座席を決めつけない
ドーハ→ボストン
QR743(カタール航空)
Qsuiteの個室感がよかった
Starlinkの高速通信で飛行機移動の概念が変わる
座席に加えて、機内の温度対策
ボストン→ニューヨーク
AA区間(アメリカン航空)
遅延や荷物の問題はなかった最新の旅程と搭乗便を照合する
ニューヨーク→羽田
JL5(JAL)
帰国便で体調面の大きな問題はなかった帰国後まで含めた移動日程

JALビジネスクラス(羽田→ロンドン):はじめての長距離フライトでもA350の機材で熟睡

朝の便に備えて前泊

JL43は朝9時50分発の予定でした。自宅から羽田空港まではやや距離があるため、寝坊に備えて前日は空港近くのホテルJALシティ羽田 東京に泊まりました。無料のバスが出ていたのも助かりました。

当日は7時30分ごろ空港に着き、チェックインと保安検査は30分ほどで済みました。そのため、出発前はサクララウンジで落ち着いて過ごせています。朝の便でも慌てずに済んだのは、前泊したおかげだと感じています。

長いフライトでも、おいしい機内食と専用の寝具で快適

羽田からロンドンへのJL43では、妻と中央の隣り合う2席を利用しました。機内食はとてもおいしく、私の口に合っていました。

何よりよかったのは、しっかり眠れたことです。蒸気アイマスクとエアウィーヴのマットレスを使い、気持ちよく休めました。旅の初日がいきなり長距離移動だったので、ここで眠れたのはありがたかったです。

羽田出発時の写真には、機内でいただいた飲み物と軽食も残っています。座席の細かな仕様までは覚えていなくても、写真と記録を合わせると、どんな時間を過ごしたかを振り返れます。

世界一周のビジネスクラスJL43(羽田→ロンドン)で出たウェルカムドリンクと軽食
JL43の機内で出た飲み物と軽食

到着した日は夜まで寝るのを我慢して時差ボケ対策

JL43はロンドンに14時57分に着き、空港からホテルまでは20分ほどでした。到着日の夕食は、ホテルのラウンジでとっています。

到着を午後から夕方の便に寄せて、着いた日は少し眠いのを我慢して夜まで起きている。今回もこれを意識して日程を組みましたが、結果として時差ボケはまったく出ませんでした。長距離の旅程を組むなら、この2つはおすすめです。

カタール航空ビジネスクラス:Qsuiteあり・なしを両方体験

カタール航空を利用した理由

当初は、ヨーロッパからアメリカへ直行する案でした。しかし手配を頼んだHISから、座席や機内サービスの質と燃油サーチャージを考えてカタール航空でドーハを経由する案を提案され、それに乗りました。

バルセロナ→ドーハ(QR138):Qsuiteでなくても十分快適

QR138は朝8時35分発の予定だったので、前日は空港近くのホテルに移り、当日は6時30分にUberで出発しました。

この便はQsuiteではありませんでしたが、座席は快適で、JAL便と遜色ないほど満足しています。食事もおいしく、接客も含めて気持ちよく過ごせた便でした。

QR138(バルセロナ→ドーハ)のビジネスクラスの座席に置かれた枕とブランケット
QR138の座席。Qsuiteではありませんでした

ドーハ→ボストン(QR743):Qsuiteの個室感とStarlinkの高速Wi-Fiで、地上と変わらない快適さ

続くQR743は朝8時発、ボストンへ向かう便です。ホテルを5時30分に出て、出発前はアル・ムルジャン ビジネスラウンジを利用しました。

この便がQsuiteでした。扉を閉めると本当に個室のようになり、ここで初めて「前のQR138はQsuiteではなかったんだ」と気づいたほどの差があります。座席・食事・接客にも満足しました。さらによかったのがStarlinkのWi-Fiです。速度が十分で、パソコンでの作業も動画も、地上と同じ感覚で使えました。一方で、機内の温度調整は気になりました。服で調整できる範囲だったので、羽織れるものを手元に置いておくと過ごしやすいと思います。

世界一周で乗ったカタール航空Qsuite(QR743 ドーハ→ボストン)。扉付きの個室型ビジネスクラスの座席8G
QR743のQsuite。扉付きの個室型ビジネスクラス
項目QR138(バルセロナ→ドーハ)QR743(ドーハ→ボストン)
座席十分な快適さQsuite。扉を閉めて個室にできる
機内Wi-Fi無料Wi-FiStarlinkで地上と同じように使えた
食事・接客おいしく、満足おいしく、満足
QR743(ドーハ→ボストン)のビジネスクラスの機内食。メインの肉料理と野菜
QR743の機内食

Qsuiteが目当てなら、機材を事前に確認する

Qsuiteは、公式案内では、特定路線のビジネスクラスで利用でき、予約の際に利用便への搭載を確認するよう案内されています。カタール航空・Qsuite公式案内

Starlinkについては、130を超える目的地へ飛ぶB777・A350・B787に搭載済みで、通信速度は最大500Mbpsとされています。45分間はどなたでも、プリビレッジクラブ会員なら全行程を追加料金なしで利用できます。カタール航空・機内Wi-Fi(Starlink)の公式案内

ブリティッシュ・エアウェイズとアメリカン航空の短距離便:質素でも移動には十分

ブリティッシュ・エアウェイズのBA480(ロンドン→バルセロナ)と、アメリカン航空のAA区間(ボストン→ニューヨーク)は、短距離の国際線と国内線です。長距離のビジネスクラスに慣れた身からすると、座席もサービスも質素に感じました。とはいえ、ふだんのエコノミーと比べれば座席は格段に広く、短い区間なら十分に快適です。

ヨーロッパ内のブリティッシュ・エアウェイズのビジネスクラスは「Club Europe」です。公式案内では、中央の席を空けて隣とのゆとりをつくるスタイルとされています。BA・Club Europeの公式案内

JALビジネスクラス(ニューヨーク→羽田):帰国便では日本食のおいしさに感動

帰りのJL5では、ニューヨークでグリニッジラウンジを利用しました。そして機内で出た和食が本当においしくて、帰る前に日本の味に戻れたのがうれしかったです。

JL5(ニューヨーク→羽田)のビジネスクラスで出た和食の機内食
JL5の機内食

予定と実際の発着時刻(全6便)

旅程表に残る予定と、帰国後にフライトトラッカーアプリ「Flighty」で調べた実際の時刻を並べます。すべて現地時刻で、矢印の左が出発、右が到着です。

便旅程表の予定実際(Flightyで確認)
JL4309:50→15:1509:49→14:57
BA48010:30→13:4010:02→13:02
QR13808:35→16:3509:28→17:16
QR74308:00→14:2008:00→14:10
AA区間12:16→13:3912:05→13:18
JL512:50→翌17:1512:38→翌16:53

見てのとおり、今回の6便はすべて朝8時から昼12時台の出発でした。そのため、QR138の前は6時30分、QR743の前は5時30分にホテルを出ています。朝の便が続く旅程では、空港へのアクセスがよいホテルを選んでおくと安心です。

QR138では、出発53分・到着41分の遅れがありました。それ以外の5便は体感でも遅れを感じず、ほとんど定刻。旅程が詰まっていたので、これはありがたかったです。

長距離便では、真ん中の2人席を選択

長距離の3便では、中央の並びにある2人席を選びました。Qsuiteでは仕切りを開けて2席をつなげられたのもよかったです。

ドーハで1泊、でも預けた荷物は出てこない

今回の旅程で困ったのは、ドーハでの乗り継ぎでした。ホテルに1泊するのに、乗り継ぎでは預けた荷物が受け取れないことを把握しておらず、リュックだけでホテルへ向かうことになったのです。

私は念のため1日分の着替えをリュックに入れていましたが、妻は忘れてしまっていました。そこで、急きょドーハのショッピングモールへ行くことに。結果としてはドーハの町並みやレストランも楽しめて、ホテルに閉じこもるだけではない観光になりましたが、着替えを手荷物に入れておけば避けられた手間でした。

しかも、そのショッピングモールではアメックスが使えず、エポスカードで支払いました。そのときの話は海外でアメックスもJCBも使えなかった日の記事にまとめています。

乗り継ぎ先で泊まる前に確認したいこと

乗り継ぎ先で泊まるなら、出発前に次の点を確認しておくと安心です。

  • 預けた荷物を、乗り継ぎ地で受け取れるか
  • 1日分の着替えを、夫婦それぞれの手荷物に入れたか
  • 機内や現地で羽織れるものがあるか
  • メインのカードが使えないときの予備カードがあるか

実際に持って行ったものは、世界一周新婚旅行の持ち物記事にまとめています。

全6便で貯まったJALマイル

今回の搭乗で私が記録したJALマイルは、合計34,099マイルでした。夫婦合計ではなく、私1人分です。

便獲得したJALマイル
JL4310,108
BA480896
QR1383,778
QR7438,133
AA区間233
JL510,951
合計34,099

JALの2便で21,059マイル。合計34,099マイルの6割ほどを占めました。搭乗時に持っていたJALカードSuica CLUB-Aゴールドのボーナスも乗っているぶん、JAL便の比重が大きくなっています。

他社の4便ぶんも、まとめてJALマイルとして貯められたのは世界一周航空券ならではでした。

世界一周をビジネスクラスにしてよかったこと・気をつけたいこと

よかったこと

  • 長距離便では横になって休めた
  • Qsuite搭載便ではStarlinkのWi-Fiが速く、機内でも地上と同じように使えた
  • 出発前にラウンジを使えたので、今回はプライオリティ・パスを使う場面がなかった
  • 4社の便を1つの航空券で管理でき、予約の確認が簡単だった

こうした体験があったので、ヨーロッパやアメリカのような長距離へ行くときは、多少無理をしてでも日程を確保して、世界一周航空券を使いたいと思うようになりました。

気をつけたいこと

  • 同じ航空会社でも、便によって座席が違う(QR138とQR743)
  • 朝の便が続くと、ホテルを出る時間がかなり早くなる
  • 乗り継ぎでは預けた荷物を受け取れない前提で、手荷物を準備しておく

よくある質問

全6便でいちばんよかったのはどの便ですか?

ドーハからボストンへのQR743です。Qsuiteで扉を閉められる個室感と、StarlinkのWi-Fiの速さがそろっていて、機内での過ごし方がいちばん自由でした。

世界一周航空券のビジネスクラスは、どの便も同じ座席ですか?

私たちの旅行では違いました。同じカタール航空でも、QR743はQsuite、QR138はQsuiteではありませんでした。座席は便ごとに確認するのが確実です。

Qsuiteには必ず乗れますか?

カタール航空の公式案内では、特定路線での提供で、機材変更などにより利用できない場合もあるとされています。予約時に、利用便への搭載を確認してください。

全6便でどのくらいJALマイルが貯まりましたか?

私1人分で34,099マイルでした。JALの2便だけで6割ほどを占めています。

まとめ:世界一周のビジネスクラスは「便ごと」に確かめたい

私たちの旅行では、JALでしっかり眠れたことと、Qsuiteの個室感が特に印象に残りました。とはいえ、Qsuiteではないカタール航空の便にも満足しています。

一方で、便選びだけでは準備は終わりません。朝の便に間に合うホテルか、乗り継ぎ先で荷物を受け取れるか、着替えを手元に置いているか。こうした確認も、移動を快適にするために欠かせないと感じました。

それと、これはクラスに関係なく効いたことですが、到着を午後から夕方の便に寄せて、着いた日は夜まで起きておく。今回はこれで時差ボケがまったく出ませんでした。長距離の日程を組むときは、ぜひ試してみてください。

このルートを手配して、実際にいくらかかったかは、ワンワールド世界一周航空券の実額とHISでの手配記事にまとめています。

ホテルや現地での支出も含めて考えたい方は、世界一周新婚旅行の総費用も参考にしてください。

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