JRE POINTとJALマイルは二重取りできる?JALカードSuicaを使って出した結論

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「JALカードSuicaなら、JRE POINTとJALマイルが両方貯まるのでは」

私も作る前にそう考えていました。結論から書くと、二重取りはできません。

ただ、これは「損をする」という意味ではありません。貯まる先が1つに決まっているだけで、そこからJALマイルへ移す道はあります。そしてその交換レートは、条件によって2倍変わります。ここを知らないと、同じ利用額で受け取れるマイルが半分になります。

私はJALカードSuica CLUB-Aゴールドを通勤定期と新幹線で使っています。実際に貯まった記録と、JR東日本・JAL両社の公式記載を突き合わせて整理しました。

この記事で分かること

  • 二重取りができない理由(どの利用で何が貯まるのか)
  • JRE POINTをJALマイルに移すレートと、それが2倍変わる条件
  • カードのランクで還元率がどれだけ違うか(実額の記録つき)
  • 東海道新幹線とJR東日本の新幹線で還元率が違う理由

結論:二重取りはできません

JALカードSuicaは、利用先によって貯まるものが切り替わります。

利用先貯まるもの
Suicaチャージ、モバイルSuica定期券、えきねっと、駅ビルなどJRE POINT
それ以外の通常のショッピングJALマイル(ショッピングマイル)

同じ1回の支払いで両方が付くことはありません。JR東日本の利用で貯まるのはJRE POINTだけです。

なお「二重取り」という言葉で検索している方の多くは、Suica決済の二重取りと混同しているように思います。JRE POINT加盟店でSuica払いをすると「チャージ時のポイント」と「店舗利用分のポイント」が両方付きます。ただしこれはどちらもJRE POINTで、JALマイルは絡みません。


ではどう貯めるのが正解か

答えはシンプルで、JR東日本の利用は素直にJRE POINTに寄せて、あとからまとめてJALマイルに交換するという流れです。

JALカードSuica保有者は、JRE POINTをJMBマイルに交換できます。ここが、この記事で一番大事な部分です。

交換レートは2倍変わります

対象交換レート1ポイントあたり
ゴールドカード/ショッピングマイル・プレミアム会員1,500ポイント=1,000マイル約0.67マイル
普通カード/CLUB-Aカード1,500ポイント=500マイル約0.33マイル

いずれも1,500ポイント単位で、何度でも交換できます。交換できるのは通常ポイントのみで、期間限定ポイントは使えません。申し込みからマイル口座への積算までは、おおむね1〜2週間です。

同じ1,500ポイントが、500マイルにも1,000マイルにもなります。

注目したいのは「ショッピングマイル・プレミアム会員」という条件です。これは年会費4,950円(税込)の任意加入サービスで、本来はショッピングで貯まるマイルが2倍(100円=1マイル)になるものです。CLUB-Aゴールド以上とJAL CLUB EST会員は自動入会なので、追加の年会費はかかりません。

つまり普通カードやCLUB-Aの方は、ショッピングマイル・プレミアムに入ることで、JRE POINTの交換レートも上がることになります。ショッピング分のマイルが2倍になる効果と合わせて判断してください。

ひとつ注意があります。JRE POINTの交換商品ページでは、この2つが別々の商品として並んでいます。ゴールド向けの商品ページには「JALカードSuicaゴールドカード保有者限定」と書かれており、よくあるご質問の記載(「ゴールドカード・ショッピングマイル・プレミアム会員」)とは表現が揃っていません。申し込む前に、自分のアカウントでどちらの交換商品が表示されるかを必ず確認してください。交換したあとで戻すことはできません。


どれだけ貯まるのか

JRE POINTの貯まり方は「VIEWプラス」で決まります。ここで大事なのは、ゴールドかどうかで還元率が大きく変わることです。ビューカードの区分では、JALカードSuica CLUB-Aゴールドカードが「ゴールドカード」に含まれると公式に明記されています。

VIEWプラスの付与率(カード決済分)

対象サービスゴールドカードゴールド以外
えきねっとでJRのきっぷを予約(予約時決済)8%3%
モバイルSuicaでグリーン券を購入8%3%
モバイルSuicaで定期券を購入4%3%
Suicaチャージ・オートチャージ1.5%1.5%
みどりの窓口・券売機など0.5%0.5%

鉄道利用分と合わせた合計

上のカード決済分に加えて、JR東日本の鉄道利用分として2%が別に付きます。合計するとこうなります。

利用ゴールドゴールド以外
新幹線eチケット+チケットレス乗車10%(8+2)5%(3+2)
モバイルSuicaグリーン券10%(8+2)5%(3+2)
モバイルSuica定期券6%(4+2)5%(3+2)

新幹線を使うかどうかで、ゴールドにする意味が決まります。定期券だけなら6%と5%で差は1%ですが、新幹線では10%と5%で倍違います。

計算方法に癖があります

見落としやすいのですが、カード決済分は1,000円単位で切り捨て、鉄道利用分は発売額そのままで計算されます。公式が出している例で確かめられます。

ゴールドゴールド以外
えきねっと予約時決済・北陸新幹線 東京〜金沢(指定席・14,400円)をチケットレス乗車1,408pt708pt
モバイルSuica定期券 新橋〜横浜 通勤6ヶ月(79,650円)4,753pt3,963pt

14,400円の新幹線でゴールドが1,408ポイントになるのは、カード決済分が14,000円×8%=1,120ポイント、鉄道利用分が14,400円×2%=288ポイントだからです。端数の1,000円未満はカード決済分では切り捨てられていると考えられます。

東海道新幹線とJR東日本の新幹線は分けて考えてください

ここは間違えやすいところです。

JR東日本の新幹線東海道・山陽新幹線
受け取り方チケットレス乗車が可能紙のきっぷ受け取りが必要
還元率(ゴールド)10%8%

8%の条件は「えきねっと上で予約時に決済すること」です。受け取り方法ではなく支払いをどこでするかで決まるので、東海道新幹線でも、えきねっとで予約時に決済すれば8%が付きます。「駅で支払う」を選んでみどりの窓口や券売機で支払うと対象外になり、通常の0.5%まで落ちます。

ここで強調しておきたいのは、東海道新幹線でも8%が付くということです。

「JR東日本のカードなんだから、東海道新幹線は対象外だろう」と思っている方が多いのですが、そんなことはありません。VIEWプラスの条件は「えきねっと上で予約時に決済すること」だけで、どの新幹線に乗るかは関係ありません。

たとえば14,000円台の区間なら、それだけで1,120ポイントが付きます(カード決済分は1,000円単位で切り捨て)。出張で東海道新幹線を使う方にとっては、これだけでも十分に大きい数字だと思います。

10%にならないのは、東海道新幹線が新幹線eチケットの対象外でチケットレス乗車ができず、鉄道利用分の2%が乗らないためです。8%のほうは変わらず付きます。紙のきっぷを受け取る手間はありますが、それで8%なら受け取りに行く価値はあります。


実際に貯まった記録

私は通勤定期をモバイルSuicaで購入し、出張で新幹線を使っています。JALカードSuica CLUB-Aゴールドなので、上の表のゴールド側が適用されます。

一度の出張で、約2,400ポイントが付きます。新幹線の往復1回でこの数字です。

分かりやすかったのが、定期券を購入した月です。出張1回とSuicaチャージ1万円を合わせた約95,000円の利用に対して、約4,800ポイントが付与されていました。

月の利用額に対しておよそ5%です。一般的なクレジットカードの還元率が0.5〜1%であることを考えると、通勤と出張という「どうせ発生する支出」だけでこの水準になるのは、かなり効率がいいと思います。

この4,800ポイントは、ゴールドの交換レート(1,500ポイント=1,000マイル)なら3,200マイル相当です。普通カードだと1,600マイルにしかなりません。ここでも倍の差が出ます。

ただし私は、マイルではなくグリーン券に使っています

ここまでマイルへの交換を中心に書いてきましたが、正直に言うと、私が実際に一番使っているのはグリーン券への交換です。

新幹線に乗るまでの在来線区間を、普通列車のグリーン車で移動しています。出張の朝、ほとんど手出しなしでグリーン車に座れるわけです。

これがとてつもなく大きい。通勤ラッシュの時間帯に、座って移動できます。満員電車に押し込まれずに出張先へ向かえるという価値は、正直マイルの金額換算では表しきれません。出張の1日の疲れ方がまったく違います。

JRE POINTからの交換に必要なのは1枚あたり400〜600ポイントです。幅があるのは、JRE POINTの会員ステージによって必要ポイント数が変わるためです。

ここに面白い循環があります。出張で新幹線を使うとポイントが貯まり、ポイントが貯まるとステージが上がり、ステージが上がるとグリーン券の交換に必要なポイントが減ります。使えば使うほど、同じポイントで多く乗れるようになる仕組みです。

使う前に知っておきたい条件も挙げておきます。

  • このポイント制度はJR東日本管内の普通列車グリーン車の自由席のみです。特急・急行・新幹線のグリーン車はまた別です。
  • JRE POINT WEBサイトにSuicaを登録している会員が対象です
  • 使えるのは通常ポイントのみ。期間限定ポイントは使えません
  • 別に乗車券が必要です。グリーン券だけでは乗れません
  • 受け取り操作をしたあと、自己都合で使わなかった場合の払い戻しはできません(満席や運休の場合は申請でポイントが戻ります)
  • 一度に10枚まで申し込めます

注意点

  • JR東日本の利用でJALマイルは直接貯まりません。マイルを直接貯めたいなら、その支払いは別のJALカードで行う必要があります
  • 交換には手間がかかります。自動ではありません。1,500ポイント単位で自分で申し込む必要があります
  • 期間限定ポイントは交換に使えません
  • 交換は一方通行です。JALマイルからJRE POINTには戻せません
  • えきねっとは「予約時決済」が条件です。「駅で支払う」を選ぶと0.5%まで落ちます

JR東日本をあまり使わないなら、通常のJALカードという選択肢

ここまで読んで「自分はそこまでJR東日本に乗らない」と思った方へ。

JALカードSuicaの強みは、通勤定期や新幹線をよく使う人に集中しています。逆に言えば、そこを使わないなら通常のJALカードのほうが素直です。JR東日本を経由せず、日常の支払いがそのままマイルになります。

発行時にもらえるものが、はっきり違います

もうひとつ、選ぶ前に知っておくと差が出る点があります。JALカードSuicaはポイントサイトに案件がありません。モッピー・ハピタス・ニフティポイントクラブの3社とも、2026年9月5日時点で掲載なしでした。一方、通常のJALカードには案件があります。

モッピーで確認した2026年9月5日時点の内容です。

カードポイント条件
JALカード CLUB-Aゴールド/CLUB-A(VISA)11,000P新規カード発行
JALカード「CLUB EST」(VISA)※20代限定7,000P新規発行完了・カード受取が必須
JALカード(VISA)普通カード5,000P新規発行+申込時にショッピングマイル・プレミアム入会
JAL普通カード(Mastercard限定)4,000P同上
JALカード(VISA)navi ※学生専用3,000P新規カード発行
JALカードSuica掲載なし

1P=1円相当なので、CLUB-Aゴールド/CLUB-Aなら11,000円相当が発行時に別途受け取れることになります。同じカードを公式サイトから直接申し込むと、これはもらえません。

普通カードの条件に「申込時にショッピングマイル・プレミアム入会」が入っている点にも注目してください。この記事の前半で書いたとおり、ショッピングマイル・プレミアムはJRE POINTの交換レートを2倍にする条件でもあります。どのみち入るつもりなら、申込時に一緒に済ませたほうが得です。

ポイント数は週単位で入れ替わります。どこが一番高いかは申し込む時期によって変わるので、3社を見比べてから決めてください。

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※ 上記は紹介リンクです。ご登録いただくと私に紹介報酬が入りますが、皆さんの負担が増えることはありません。

経由し損ねないための注意

  • ポイントサイトの案件ページから遷移したら、申し込みが終わるまで別のタブを開いたり、途中で別のサイトを経由したりしないでください
  • SNSアプリの中のブラウザではなく、通常のブラウザで行ってください
  • カードを受け取るまでが成果条件の案件があります。発行だけして受け取らないとポイントになりません
  • 成果条件(ショッピングマイル・プレミアム入会の要否など)は案件ごとに違います。申し込む前に必ず案件ページで確認してください

まとめ

  • JRE POINTとJALマイルの二重取りはできません。JR東日本の利用ではJRE POINTだけが貯まります
  • ただしJRE POINTはJALマイルに交換できます。1,500ポイント単位です
  • 交換レートは2倍変わります。ゴールドまたはショッピングマイル・プレミアム会員なら1,500ポイント=1,000マイル、普通カード/CLUB-Aなら500マイル
  • 還元率もゴールドかどうかで大きく変わります。新幹線eチケットはゴールド10%に対しゴールド以外は5%。えきねっとの予約時決済もゴールド8%に対し3%です
  • 東海道新幹線は紙のきっぷ受け取りが必要なぶん、8%どまりです
  • JR東日本をあまり使わないなら、通常のJALカードのほうが素直です。しかもポイントサイトの案件があります

私の場合、通勤と出張という「どうせ発生する支出」だけで月に約5%が返ってきています。JR東日本を日常的に使うなら、検討する価値のあるカードだと思います。

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