海外でアメックスもJCBも使えなかった日|世界一周16日間で分かったエポスカードの使いどころ

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ドーハのショッピングモールで、アメリカン・エキスプレスが使えませんでした。

次に出したJCBのカードも、同じように断られました。3枚目に出したエポスカード(Visa)で、ようやく決済が通りました。

私たちは2025年12月26日から2026年1月10日までの16日間、新婚旅行でロンドン・バルセロナ・ドーハ・ボストン・ニューヨークの5都市を回りました。海外旅行にはほとんど慣れていない30代の会社員夫婦です。

その旅行で、エポスカードには2回助けられました。そして1つ、大きな勘違いをしていたことに、帰国後しばらく経ってから気づきました。海外旅行傷害保険が付いていると思っていたのに、条件を満たしていなかったのです。

この記事で分かること

  • なぜ海外では国際ブランドを分けて持つ必要があるのか
  • 現金が足りなくなったときの海外キャッシングの実際(手数料と両替の比較)
  • エポスカードの海外旅行保険が「利用付帯」であることの意味と、私がやらかした失敗
  • 申し込み方法による損得の違い

持って行ったのは3枚。ブランドを意図的に分けた

16日間の旅行に持って行ったクレジットカードは3枚です。

役割カード国際ブランド
メインMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードAmerican Express
予備エポスカードゴールドVisa
予備JALカードSuica CLUB-AゴールドJCB

普段のメインはアメックスです。ホテル代も航空券もこれで払っています。

ただ、アメックスとJCBは海外で使えない店があることは、出発前から知っていました。日本国内では困ったことがなくても、海外では加盟店の数が違います。

そこで「保険」として入れたのが、Visaのエポスカードでした。年会費が永年無料なので、使わずに終わっても損がありません。財布に1枚増えるだけです。

さらに、妻がMastercardを持っていました。夫婦2人で American Express・JCB・Visa・Mastercard の4ブランドが揃っている状態です。これは意図して作った構成ではありませんでしたが、結果的にこれが効きました。

1人で全ブランドを持つ必要はありません。同行者と分担すればいいのです。夫婦や家族での旅行なら、「私はVisa、あなたはMastercard」と決めておくだけで、詰む確率がかなり下がります。


ドーハでアメックスが弾かれ、JCBも弾かれた

トランジットで立ち寄ったドーハでの出来事です。ショッピングモールで買い物をして、レジでアメックスを出したところ、エラーになりました

「アメックスは使えない店がある」と聞いていたので、想定の範囲内ではありました。落ち着いてJALカードSuicaを出しました。JCBです。これも通りませんでした。

想定していたのはここまでではありませんでした。2枚続けて断られると、さすがに焦ります。

3枚目に出したのがエポスカードでした。Visaは加盟店の数が圧倒的に多いので、あっさり決済できました。同じタイミングで、隣のレジでは妻がMastercardで支払いを済ませていました。

この日に分かったのは、「アメックスが使えないことがある」ではなく「アメックスとJCBは同時に使えないことがある」という点です。この2ブランドは、海外では似た挙動をします。片方をもう片方のバックアップにしても、あまり意味がありません。

もしエポスカードを持っていなければ、現金を探すか、買い物を諦めるかでした。予備の1枚は「使わないかもしれないから持たない」ではなく、「使う場面が来たら詰むから持つ」ものだと、この日に理解しました。


ボストンで現金が足りず、海外キャッシングを使った

アメリカに入ってから、別の問題が起きました。チップ用の現金が足りなくなったのです。

ホテルのベッドメイキングやポーターへのチップは現金が基本です。カードでは払えません。日本から持って行った現金はすぐに底をつきました。

実はこの旅行では、バルセロナで一度両替をしてユーロを用意していました。ただ、そのときの手数料がかなり高く、正直なところ損をした感覚が残っていました。

なので、アメリカでもう一度同じことをするのは合理的でないと考えました。そこで選んだのが、エポスカードの海外キャッシングです。空港や街中にある「Visa」または「PLUS」マークのATMで、現地通貨をそのまま引き出せます。

両替より安く済むことが多い

「キャッシング=借金だから損」と思っていたのですが、調べてみると逆でした。エポスカード公式が出している比較例がこれです。現地通貨を日本円で5万円分用意する場合の比較です。

方法手数料
国内の空港等で両替(台湾ドル)3,817円
国内の空港等で両替(韓国ウォン)5,594円
国内の空港等で両替(タイバーツ)4,790円
海外キャッシングどの国でも1,206円(利息986円+ATM手数料220円)

※40日後がお支払いの場合。両替手数料は台湾ドル7.6%、ウォン11%、バーツ9.3%で算出(エポスカード公式・2024年7月15日時点)

金利は実質年率18.0%と数字だけ見ると高く感じますが、借りるのは数日から数十日だけなので、実額では両替手数料を下回ることが多いのです。

両替には「余らせる」リスクもあります

手数料だけの問題ではありません。両替した現金は、使い切れないと余ります。

私たちもバルセロナで両替したユーロが手元に残りました。日本で再両替すればまた手数料がかかりますし、次にヨーロッパへ行く予定もありません。

結果的には、後日の出張で、ヨーロッパ出張の多い方が飲み会の支払いに使ってくださって無駄にはなりませんでした。ただこれは運がよかっただけです。

キャッシングなら、必要な分だけATMから引き出せます。余らせる心配がないという点も、実際に使ってみて良かったところでした。

手数料の内訳

項目金額
金利実質年率18.0%
ATM手数料(1万円以下)110円(税込)/件
ATM手数料(1万円超)220円(税込)/件

支払いはすべて1回払いで、月々のカード利用分と一緒に引き落とされます。

利息をさらに減らす方法

エポスカードは繰上返済ができます。手順は公式に書かれているとおりです。

  1. 対象の契約だけを「リボ変更」する
  2. 「リボ増額払い」でネット返済(ペイジー)やATMから支払う

利息は支払った日までの日割計算なので、帰国後すぐに返せばその分だけ安くなります。

やる前に知っておくべきこと

私が事前に知らなくて焦った点も含めて書きます。

  • キャッシング利用可能枠が0円だと使えません。出発前にエポスNetで確認・設定しておく必要があります。審査があるので当日には間に合いません
  • 「海外利用停止サービス」を設定している人は解除が必要です
  • 暗証番号が必要です。忘れていると詰みます
  • ATMで「現地通貨で払うか、日本円で払うか」を聞かれることがあります。日本円を選ぶとATM側の割高なレートが使われる可能性があると公式が注意喚起しています。現地通貨を選んでください
  • 換算レートは、カードを使った日ではなくVisa決済センターにデータが到着した時点のレートです

もうひとつ、実際にやってみて感じたことがあります。どこのATMを使うかは、思っていたより重要でした。

私たちの場合、泊まっていたホテルがショッピングモールと直結していて、ATMがすぐそばにありました。慣れない土地で現金を持って歩く距離が短くて済むというのは、それだけで安心感が違います。

夜間の路面のATMや、人通りの少ない場所のATMは避けたほうがいいと公式も案内しています。ホテルや空港、金融機関の中にあるATMを選んでください。


私の失敗:海外旅行保険が適用されていなかった

ここからが、この記事で一番伝えたい話です。

私はずっと、エポスカードを持っていれば海外旅行保険が付いてくると思っていました。実際には違いました。

エポスカードの海外旅行傷害保険は「利用付帯」

エポスカード公式にはこう書かれています。

旅行代金(ツアー料金や交通費等、移動に関する代金)をエポスカードでお支払いいただくことで海外旅行傷害保険が適用されます。

そして「旅行代金」の定義は、「宿泊を伴う募集型企画旅行の代金」または「公共交通乗用具の料金」です。

つまり、カードを持っているだけでは保険は始まりません。対象になる支払いをそのカードでして、初めて適用されます。

私が条件を満たせなかった理由

私たちの旅行では、航空券もホテルもすべてメインのアメックスで支払っていました。エポスカードで支払ったのは、ドーハでの買い物と、ボストンでのキャッシングだけです。

どちらも「旅行代金」には当たりません。したがって、エポスカードの保険は一度も有効になっていませんでした。

幸い、メインカードのほうは航空券をそのカードで払っていたので条件を満たしており、旅行中が無保険だったわけではありません。ただ私は「2枚分の補償がある」と思い込んでいたので、実際には片方しかなかったことになります。

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、傷害死亡・後遺障害以外の補償(治療費など)は複数カードで合算できます。2枚とも条件を満たしていれば、治療費の上限は足し算になります。私はその上積みを丸ごと取り逃しました。

出国後でも間に合う、という抜け道

調べていて分かったのですが、条件は出発前の支払いだけではありません。公式にはこう書かれています。

ご利用条件保険責任期間
日本出国以前にエポスカードで「旅行料金」を支払った場合旅行開始から90日間(かつ旅行期間中)
日本出国後にエポスカードで「旅行料金(公共交通乗用具のみ対象)」をはじめて支払った場合支払った時から90日間(かつ旅行期間中)

つまり、現地に着いてからでも、電車やバスなどの公共交通機関の料金をエポスカードで払えば、その時点から補償が始まります。

私たちは現地の移動にUberを多用していましたが、これは公共交通乗用具に当たりません。空港からの鉄道やバスをエポスカードで払っていれば、それだけで保険が有効になっていたわけです。数百円の支払いで済んだ話でした。

補償内容(エポスカード・Visa付)

条件さえ満たせば、年会費無料のカードとしては十分な内容です。

保険の種類保険金額
傷害死亡・後遺障害最高3,000万円
傷害治療費用200万円(1事故の限度額)
疾病治療費用270万円(1疾病の限度額)
賠償責任(免責なし)3,000万円(1事故の限度額)
救援者費用100万円
携行品損害(免責3,000円)20万円(1個・1組10万円限度)

引受保険会社は三井住友海上火災保険です。注意点もあります。

  • 対象はVisa付エポスカードの本人のみで、家族は対象外です
  • ただしエポスカード(Visa)・エポスゴールド会員同士なら、代表者が旅行代金をまとめて払えば同伴者も適用されます。夫婦で持っていれば、この形が使えます
  • カード発行日の翌日以降に日本を出発する旅行が対象です。出発直前に申し込んでも間に合わない可能性があります

同じことをする方へ。出発前に、その旅行の交通費をどのカードで払うかを決めてください。何となくメインカードで全部払うと、私のように予備カードの保険を捨てることになります。


申し込み方法で、もらえるものが変わります

申し込み方法は2つあります。公式サイトから直接申し込む方法と、ポイントサイトを経由して申し込む方法です。

どちらもカードは同じもので、カード会社の入会特典も同じように受け取れます。違うのは1点だけ。ポイントサイトを経由した場合だけ、そのサイトから追加でポイントがもらえます。

2026年9月5日時点で調べた金額です。

サイトポイント
モッピー12,000P(=12,000円相当)
ハピタス12,000pt(=12,000円相当)
ニフティポイントクラブ8,500P(@nifty接続サービス利用者は9,000P)

ポイント数は週単位で入れ替わります。どこが一番高いかは申し込む時期によって変わるので、上の3つを見比べてから決めてください。この記事の数字はあくまで確認日時点のものです。

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※ 上記は紹介リンクです。ご登録いただくと私に紹介報酬が入りますが、皆さんの負担が増えることはありません。

公式サイトから直接申し込む場合はこちらです。

エポスカード公式サイトで申し込む

経由し損ねないための注意

ポイントサイト経由は、手順を間違えると成果になりません。

  • ポイントサイトの案件ページから遷移したら、申し込みが終わるまで別のタブを開いたり、途中で別のサイトを経由したりしないでください
  • SNSアプリの中のブラウザ(アプリ内ブラウザ)ではなく、通常のブラウザで行ってください
  • カードを受け取るまでが成果条件です。発行だけして受け取らないとポイントになりません

ポイントがもらえない条件

これは知らないと損をするので書いておきます。ポイントサイトの案件ページに明記されている否認条件です。

  • 審査に通らなかった場合
  • カードを受け取らなかった場合、受け取り後すぐに解約した場合
  • 過去にエポスカードを発行したことがある、または現在保有している場合
  • 2回目以降の申し込み
  • 海外からの申し込み
  • エポスカードの友達紹介制度を併用した場合

最後の1つが重要です。ポイントサイト経由と、知人からの紹介は併用できません。どちらか一方を選ぶことになります。


使い続けるとゴールドに招待されます

私が持っているのはエポスカードゴールドです。通常のエポスカードから切り替えました。

ゴールドの年会費は本来5,000円(税込)ですが、次のいずれかで永年無料になります。

  • エポスカードから招待(インビテーション)を受けた場合
  • プラチナ・ゴールド会員の家族から紹介を受けた場合
  • 年間50万円以上利用した場合(翌年以降が永年無料)

招待の基準は公表されていません。エポスカードのアプリで「ゴールドカードへの道のり」が表示されるので、そこで進み具合を見られます。

ゴールドになると、国内外の空港ラウンジが無料で使えるようになり、ポイントの有効期限がなくなり、年間利用額に応じたボーナスポイント(最大1万円分)が付きます。海外旅行保険はゴールドも利用付帯で、補償額が手厚くなります。

ひとつ注意点があります。ゴールドに切り替えるとカード番号が変わります。公共料金やサブスクの登録カードを変更する必要があるので、切り替えのタイミングは考えたほうがいいです。


まとめ

16日間5都市を回って分かったことです。

  • アメックスとJCBは、同時に使えなくなることがあります。ドーハでは2枚続けて断られました。この2枚しか持っていないと、片方をバックアップにしても意味がありません。VisaかMastercardを1枚入れてください
  • チップ用の現金は必ず足りなくなります。海外キャッシングは両替より安く済むことが多く、しかも必要な分だけ引き出せるので余らせるリスクがありません。ただし出発前に利用枠の設定が必要です
  • 保険は「持っているだけ」では付きません。旅行代金をそのカードで払ってください。出国後でも、現地の公共交通機関の料金を払えば有効になります
  • 申し込むならポイントサイトを経由してください。同じカードで、12,000円相当の差が出ます

エポスカードは年会費が永年無料なので、持っていること自体にコストがありません。「使わないかもしれない」で外すより、財布に1枚入れておくカードだと思います。

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